web3時代に向けた研究開発を行うG.U.Labs株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:稲葉大明、近藤秀和)は、スマートフォン向けウェブブラウザ「Lunascape mobile Ver.12正式版」を発表した。様々な機能が追加された他、MetaMask互換のweb3ウォレットが試験的に搭載され、次世代web3サービスへもシームレスにアクセスすることが可能となったとしている。G.U.Technologies株式会社を含むG.U.グループとしては、今後も一般利用者が簡単に利用できるweb3サービスのインフラ提供を目指すとのこと。
- Lunascapeがweb3サイトに対応
Lunascapeはデスクトップ版及びスマートフォン版のウェブブラウザとして、安全・高速・多機能が支持され日本で20年以上、累計2000万以上のユーザーに利用されている国産ブラウザとされている。
2001年にリリース以来、世界初のタブブラウザとして人気を博し、高速・安全・プライバシー保護を第一にサービス提供を行ってきたという。
現在は世界標準の広告ブロック、高速ブラウジング、RSSリーダー、 テーマ切り替え機能に加え、超高速タブブラウジング(なぞりタブ切り替え)、フリックジェスチャー機能、ユーザエージェントカスタマイズ機能、電子書籍閲覧機能等の独自機能を搭載し、様々なウェブサービスをより快適に利用してもらうための生活インフラとして日々アップデートを行っているとされる。
本バージョンでは、ウェブブラウザである「Lunascape」にMetaMask互換のweb3ウォレットが試験的に搭載され、Lunascape mobile利用者はシームレスにEthererum上のweb3サービスにアクセスすることができるようになった。
・web3ツールの課題
昨今、国内外で暗号資産やNFTを中心に、次世代のウェブと言われるweb3に対応したサービスが増加し注目が高まっている。一方で、それらを利用するための必要なツールであるブラウザとウォレットがあまりなく、あっても一般ユーザーが利用するには難易度が非常に高いというユーザビリティの問題があったという。
・安全、簡単なweb3ツールの提供
G.U.グループでは、この課題を解決するために、安全かつ簡単にweb3サービスにアクセスでき、自分の資産を管理できるブラウザ及びウォレットの提供が必要であると考えた。そこで、20年以上に渡るブラウザ開発の知見と、2021年にリリースしたデスクトップ版エクステンション型web3ウォレット「G.U. Smart Wallet」の知見を活かし、モバイルウェブブラウザ「Lunascape」に「G.U. Smart Wallet」で開発したweb3ウォレットを統合し「Lunascape Wallet」として提供することで、利用者はシームレスにEthererum上のweb3サービスにアクセスする事ができるようになったという。
- Lunascape mobile Ver.12のアップデート内容
・web3ウォレットを試験的に搭載
G.U.グループが提供するweb3ウォレット「G.U.Smart Wallet」の技術を利用したウォレット機能を試験的に搭載することで、シームレスにEthererum上のweb3コンテンツへのアクセスができるようになった。設定画面よりオンにすると、Ethereum互換ネットワークに対応したウェブサイトで、Uniswapを始めとするdApps等のweb3サービスを利用し、暗号資産の取引やNFTの売買をすることが可能。
・広告ブロック機能の強化
ウェブサイトごとの広告ブロック機能のオン・オフが可能に。この機能により、広告をブロックしたくないページでのオン設定や広告ブロック機能が誤作動してしまうページでのオフ設定などユーザーが自由に選択することが可能になった。
・ダークモードへ対応
ダークモードへの対応を可能に。ダークモードを利用することで、より消費電力を抑えることが可能になった。
・「写真」へのファイル保存が可能に
一時的に制限していたダウンロードした画像をiOSの「写真」への保存機能が復活。
・アドレス・検索バーの利便性向上
URLのAutocomplete及び検索サジェスチョン機能が強化された。
・ページ内検索機能の強化
ページ内検索機能が強化された。