合同会社DMM.com(本社:東京都港区、会長 兼 CEO 亀山敬司、以下DMM )は、DMM.make 3Dプリント事業において、株式会社TARTと共同で、「DMM.make physical NFT ART project」を始動させると発表した。本プロジェクトは、3Dプリントによって造形したNFTアートの販売を通して、アーティスト活動の多様性を提示し、アーティストが持続可能な活動ができる仕組み作りを目指す取り組みとなっている。
第一弾として、描画毎に色が変わる1万点のジェネラティブアート作品「Generativemasks(https://generativemasks.io/)」の販売が決定した。
■「DMM.make physical NFT ART project」について
「DMM.make physical NFT ART project」は、3Dプリントによって造形したNFTアートの販売を通して、アーティスト活動の多様性を提示し、アーティストが持続可能な活動ができる仕組み作りを目指す取り組み。
第一弾として販売が決定した、描画毎に色が変わる1万点のジェネラティブアート作品「Generativemasks」は、クリエイティブコーダーの高尾俊介氏が2021年に立ち上げたNFTアートプロジェクトで。「Generativemasks」は、日々気軽にビジュアルコーディングを行う「デイリーコーディング」という活動の延長で、高尾氏が制作している作品で、発売してから2時間あまりで1万個を完売し、大きな話題となったとされている。また、それらの売上はジェネラティブアートに関連する団体や企業に対して寄付を行った他、一般財団法人ジェネラティブ・アート振興財団を設立し、ジェネラティブ・アートの普及活動に資金を活用しているという。
さらに、Generativemasksはp5.jsというコードをベースとした作品であることから、そのアルゴリズムをベースに3D版のGenerativemasksの制作にも成功しているとしている。なお、この3D版のGenerativemasksはアーティストであるAyumu Nagamatsu氏が制作した。また、通常盤のNFT保有者向けに3D版がエアドロップされたことでも話題とされている。
そして本プロジェクトでは、この3D版のGenerativemasksの3Dプリント版の制作にも成功し、DMM.makeにて販売を開始することとなった。
■3Dプリント版 Generativemasksの販売について
販売に関する詳細は追って発表される。
・販売方法:DMM.make特設サイト上にて販売を開始。
・価格:未定
・通貨:ETH(暗号資産による決済を予定している)
・時期:2023年1月(予定)
・条件:3D Generativemasks保有者のみ3Dプリント版を購入できる仕組みとなっている。
※ 内容は変更される可能性がある。
※ 最新情報は、DMM.make 3Dプリントのツイッターアカウント(https://twitter.com/dmm_make)または[Generativemasksのツイッターアカウント](https://twitter.com/generativemasks)に案内される。
■日本初!原宿で開催される「デジタル骨董展」で、3Dプリント版 Generativemasksの展示が決定
BE AT STUDIO HARAJUKU(ラフォーレ原宿6F)で開催される、「デジタル骨董展ーこれからの価値と所有を考えるー」で、高尾氏の出展作品として、3Dプリント版 Generativemasksが展示されることが決まった。
3Dプリント版 Generativemasksが展示されるのは、日本初となる。
【展覧会概要】
・展示会名:デジタル骨董展ーこれからの価値と所有を考えるー
・展示期間:2022.10.29(土)-11.13(日)
・営業時間:11:00~20:00
・会場:BE AT STUDIO HARAJUKU(ラフォーレ原宿6F)
・入場料:無料
・特設WEBページ:https://be-at-tokyo.com/projects/beatstudio/10744/
■高尾俊介氏について
1981年熊本県出身、クリエイティブコーダー。
2019年プログラミングを日々の生活や来歴、風土や固有の文化と結びつけるための活動としてデイリーコーディングを提唱し、現在も実践している。
2021年、NFTアートプロジェクト「Generativemasks」を発表。発売から2時間あまりで1万個完売した。
一般財団法人ジェネラティブアート振興財団代表理事。甲南女子大学メディア表現学科講師。