「人々が生きるうえで必要な暮らしを支えるインフラを、市民とともに守っていこう。」
Whole Earth Foundationは、その思いからプロジェクトをスタートし、この度1周年を迎えた。
2021年にWeb版「鉄とコンクリートの守り人」からはじまり、2022年3月にiOS、4月にAndroid版をリリース。マンホール聖戦も通じて多くのシチズン(市民)が参加している。そして2022年7月に「鉄とコンクリートの守り人」の進化版アプリ「TEKKON」が誕生。
7月からのクローズドベータでのテストを経て、2022年9月に限定リリース。10月17日には一般公開を迎えた。
今回は活動1周年にあたり、これまでのシチズン(市民)による成果をまとめた。
- 収集されたインフラデータ数は123万基以上
シチズン(市民)たちによる毎日の鉄活を通じて、123万基以上のマンホールのデータが集まっている。
その数、現在では1日あたり平均1万枚以上のマンホールがアプリに投稿されている。
また、マンホールの投稿のみならず、劣化状態を判断するためのレビュー機能も日に日に勢いを増し、
その回答数は754万回以上。1日あたり約20万回のレビューがされている。シチズン(市民)たちの地道な努力により、街のインフラが見守られている。
- 鉄活は日本から世界へ。TEKKONの展開数は7カ国以上。
日本からはじまった、TEKKONでインフラ保全を行う #鉄活 の動きは全世界に広がっているという。
TEKKONの限定公開リリースに伴い、日本のみならず、世界中のインフラが対象になった。現在の展開国は、日本、シンガポール、フィリピン、インドネシア、台湾、ブラジル、韓国の7か国。そして今もなお新たな国への導入が進んでおり、全世界にインフラを守るシチズン(市民)が増え続けている。
TEKKONをプレイする中で、言語を介さずインフラ写真を通じて相互の文化を知ることができるため、新たなコミュニティとなりつつあるという。国境を越えてインフラ維持への共感が高まり、鉄活という新たな社会活動が世界中で生まれてきている。
- 対象インフラはさらに拡大を。マンホールから電柱も追加。
- 今後のTEKKONとは
「インフラを、シチズン(市民)とともに守る。」
そのような理想の社会が、すでに実現されつつある。
Whole Earth Foundationは、「TEKKONを通じてインフラが身近になり、町が身近になる」というゲームがもたらす社会的なインパクトが起こることを信じて今後も歩んでいくとしている。
- Whole Earth Foundation(ホール・アース・ファウンデーション)について
URL:http://www.wholeearthfoundation.org/ja/
Whole Earth Foundationは、市民参画を呼びかけて老朽化したインフラの社会課題解決を目指す活動を推進する団体。昨年夏以来、「鉄とコンクリ―トの守り人」を通じて定期的に市民参加型のイベント「マンホール聖戦」を開催し、これまで全国のマンホールデータ105万基を収集してきた。今回、Web3を活用した「TEKKON」において、インフラデータの対価としてトークンというリワードを用いることにより、ユーザーに対してより多くのインフラデータの収集を促すと共に、社会貢献したユーザーに経済価値を還元できる仕組みを作っていくとし、今後、新アプリ「TEKKON」の機能充実化を図り、またこれまで開催してきた市民参画をよびかけるイベント「マンホール聖戦」を全国展開することで、社会活動「鉄活」の輪を広げていくとのこと。