株式会社JTBと株式会社ジェーシービーの合弁会社である株式会社J&J事業創造(東京都港区、代表取締役社長:鈴木 雅己、以下J&J事業創造)は、NOBORDER.z FZE(ノーボーダーズ、CEO:RIO TAKESHI KUBO、以下NOBORDER.z)が開発を行う、Web3.0時代に対応したメタバースプロジェクト「XANA」と協業することを発表した。グローバルで市場拡大が進むメタバース・NFTを活用した地域活性化や、メタバース上での新たな人流・交流の創出による関係人口の拡大を目的に、XANAメタバースに土地を所有・開発し、メタバース上でのスペースレンタルや、観光振興・地域活性化に繋がるマーケティング企画支援を行っている。
■協業の背景について
「Web3.0」と呼ばれるブロックチェーン技術を活用した新たなWebの概念が注目される今、24年には世界的に約90兆円の市場規模が予測されるメタバースやNFT、ブロックチェーン領域は、通信環境の飛躍的向上、各種デバイスの技術的進化に伴い、次世代の成長産業として活発な議論とともに、グローバルでも多くの企業が事業参入、事業展開を検討実施している。
一方で、長期化したコロナ影響により大きな打撃を受けた日本の観光産業にとって、メタバース上での新たな人流、交流の創出、商圏の拡大に対する期待は高く、リアルの人流回復はもちろんのこと、バーチャル世界との相乗効果が望まれているとのこと。
■事業の内容
『XANA』の仮想土地を所有し、大規模なメタバースイベントの開催が可能なホールや、アートギャラリー、ライブイベントに活用できる多様なスペースを構築する。自治体や観光事業者、企業、教育機関等へのスペースレンタルや、メタバース活用における企画戦略サポートを行うほか、NFTの持つ非代替性・唯一無二性・所有証明などの特徴を生かし、地域貢献をテーマにしたVR空間の構築のみにとどまらず、NFTとの連携による地域課題の解決や新たなソリューション開発も行っていく。
すでにJ&J事業創造は、日本を代表する人気キャラクター「鉄腕アトム」を、日本全国の観光地や観光資源とコラボレーションさせた「ご当地NFTトレーディングカード『Astroboy × Japan NFT』」をNOBORDER.zと共同開発・販売を進めている。
鳥取県とタイアップした『Astroboy × Japan NFT』の第一弾は、世界約90カ国から購入希望が殺到し、世界的に大きな注目を集め、販売分については即日完売となるなど、NFT、およびNFTゲームを活用した新たな観光マーケティング事例を共創し話題となった。今後も全国各地でのシリーズ展開を予定しています。
ご当地NFTトレーディングカード『Astroboy × Japan NFT』 ©Tezuka productions.
J&J事業創造の観光領域での事業開発ノウハウと、JTBとJCBが持つ、自治体、企業、銀行、スポーツ団体、学校等のネットワークに、NOBORDER.zの保有するグローバルなマーケティングネットワークや、ブロックチェーン、AI、XRテクノロジーが加わることで、新たな事業シナジーが生まれた。
今後は、日本各地の魅力を世界に発信することで、地域経済、観光産業に貢献していきたいと考えている。