ベトナムで地域共生社会の実現を目指すPGTホールディングス株式会社(代表取締役 嘉数 昇吾、ハノイ証券コード:PGT)と、ホーチミンのテニス連盟・HOCHIMINH CITY TENNIS FEDERATION(書記長Nguyễn Thị Kiều Mỹ)は、テニススポーツとチームの発展、選手とファンコミュニティの育成のために、スポンサー契約及びNFT(Non-Fungible Token)を活用し、協力活動を実施するMOU(覚書)契約を締結したことを発表した。
PGTホールディングスでは、今後のさらなる飛躍が期待されるホーチミン市テニス連盟と提携し、テニスチームや選手の育成、国内外の新しいファン、サポーターコミュニティの発展、テニススポーツの普及においてテニスチームのNFTの活用とマーケティングの計画、運営と管理を支援するなど協力を実施する事になった。
2022年9月29日、ベトナム ホーチミン市において、スポンサー契約及びNFTを活用したスポーツ、アスリートの製品の販売を作成および取引し、ファンコミュニティの管理、拡大をサポートするビジネスの展開を計画、実施すること関するMOUを締結した。
【ホーチミンテニス連盟とテニス市場】
ベトナムテニス連盟が1989年に発足し、現在約50のテニスチームが存在している。ホーチミン市テニス連盟は、ベトナム国内の最大のチームであり、18歳以上40名、18歳以下150名のプロ選手が所属している。
過去の実績として、デビスカップ(男子テニスの国別対抗戦)において、アジア太平洋地域のグループⅢに属する。(グループⅢでは9か国が参加、3組に分かれ、それぞれの組で1位の国が次のグループⅡ大会への参加資格を得るためのプレーオフに参加できる。)2019年のグループⅢ大会でベトナムは優勝の実績がある。
また、ATP:男子プロテニス協会の世界ランキング(シングルス・男子)にランキングされているベトナム代表のリー・ホアン・ナム選手が、第 31 回 SEA Games 男子シングルス テニス チャンピオン東において南アジアで 1 位となるなど、快挙を成し遂げた。ベトナム選手がATPの世界ランキングで東南アジアの1位を占めるのは初めてのこと。
最近ではリー・ホアン・ナム選手以外のスター選手の登場も見られ、最新の世界男子テニス協会(ATP)ランキングでは、プロ2年目のThai Son Kwiatkiowski選手も248位から一気に228位に順位をあげ、ベトナムテニス界の注目を集めている。
【ベトナムにおけるWeb3】
また、米国ブロックチェーン分析企業Chainanalysisの発表した「世界の暗号資産普及指数(Global Cryptocurrency Adoption Index=GCAI)」の2022年版(2022年9月14日発表)によるとベトナムは世界146か国中トップを維持している。世界的に人気なPlay To Earn(遊んで稼ぐ)の代表である「アクシーインフィニティ(Axie Infinity)」を開発するSky Mavisなど多くのブロックチェーンゲームをけん引するスタートアップ企業などがある。
【NFTについて】
NFT(Non-Fungible Token)とは、唯一無二の価値を持つ「代替不可能」なトークンの事。ブロックチェーン技術により、デジタルデータに固有の価値がつけられるようになり、アートやスポーツ、ゲーム業界で注目された。カードゲームやデジタルコレクションをはじめ、スポーツ界ではクラブ単位、選手個人がファンとつながる新たな方法を生み出し、実際の試合に特別席で招待される特典など、活用方法は様々で、今後はファン同士の横のつながりも生み出すことが期待されている。