株式会社ChainForceは、ブロックチェーン上のデータを収集・解析しNFTの売上などを自動集計するサービス『ChainChaser』を公開したと発表した。
■サービスの概要
ChainChaser はウォレットとコントラクトを登録するだけで NFT の売上や Gas 代などを自動で日本円に換算し集計するサービス。
■サービス開発の背景
NFT の販売金額や関連して発生した Gas 代等の集計作業は単純作業ではあるもののブロックチェーンにある程度精通した人でしか行えない作業。そのため、トークンの移動履歴などを Etherscan などから csv ファイルで出力したり、マーケットプレイスの販売履歴のページからデータを取得し、エクセルなどで通貨やタイムゾーンを日本円・日本時間に変換するという全く本質的ではない作業に貴重なブロックチェーンエンジニアの時間が奪われている。ChainChaser はこれらを全て自動で行い、虚無な作業から解放する。
また、Etherscan などのサイトはブロックチェーンに精通していない人には読み解くのが難解だが、ChainChaser はブロックチェーンに精通していない人でも簡単にわかるように情報を整理し表示する。社内の共通インターフェースとして利用することでブロックチェーンに不慣れな人とも簡単に情報を共有することができる。
■機能紹介
【1】ダッシュボード
NFT の売上やウォレットへの入出金、Gas 代、トランザクション数などを月単位で集計し表示する。
現在のウォレットの残高も日本円に換算し表示するとしている。
【2】トランザクション表示
登録したウォレットが関連するトランザクションの内容を、日本時間・日本円に変換し表示する。Gas 代や、トランザクション内でのネイティブ通貨、トークンの移動の詳細も確認可能。
【3】freee 連携
ChainChaser 上で集計したデータを freee に連携できる。最初に ChainChaser 上で freee の形式に則したテンプレートを設定することで、その後の毎回の連携は1クリックで完了する。
■対応チェーン
・Ethereum
・Polygon
・Astar
対応チェーンは今後も順次拡大していくとのこと。