GEOMETRON合同会社(代表・高木陽介、東京都港区)は、LINE上で動作する暗号資産ウォレット「NFT Pocket」をβ版リリースすることを発表した。
NFT Pocketは2023年2月8日にSNS上で情報を公開し、すでに多くの企業から問い合わせをもらっているという。
まずは問い合わせをもらった提携企業を中心にサービスを提供し、一般公開をするとのこと。
■ NFT Pocketとは?
NFT Pocketは、LINE上で操作できる、最もシンプルにNFTを購入・管理・閲覧できるツール。
日本人誰もが慣れ親しんだLINEのアプリ上で、暗号資産ウォレットを簡単に開設し、NFTや暗号資産を受け取り、保有、購入、転送することができるツールになっているとしている。
2021年から急速に日本国内で広がり始めている暗号資産やNFTだが、それを誰もが簡単に入手し普段使いできるほど普及させるには多くの障壁がある。
中でも、それら暗号資産の保有や送受信に必要な「ウォレット」の開設が、既存サービスでは大変複雑で、その中で多くのユーザーが離脱してしまっている現状があるという。
この課題に対して、NFT Pocketでは、日本人誰もが慣れ親しんだ「LINE」を使い、LINEの友だち登録からパスワードを設定することで簡単にウォレットを開設、発行されたウォレットアドレスから暗号資産をすぐに受け取り、購入、保有、送金することができるツールを提供しているとされている。
■ NFT Pocketの提供するソリューション
① ウォレット機能
NFT Pocket公式LINEからウォレットの開設と、MetaMask等一般的なウォレットが提供している基本的な操作ができる。
- 暗号資産の保有量の閲覧
- 所有NFTの閲覧
- 暗号資産・NFTの転送・送金
- チェーンの切り替え
- ウォレットアドレスの確認
② カード決済
NFT Pocket公式LINEから、カード決済によるNFTの購入ができる。事業者向けには、販売したいNFTの専用購入ページ構築等も支援している。
③ プレスリリース
NFT Pocket公式LINEを追加している一般消費者に対して、プレスリリースを発信することができる。
従来、MetaMask等のウォレットを保有している層に対してターゲティング広告を打つことは困難だったが、LINEというインターフェイスを使うことで可能になった。また、一般的な公式LINEでの宣伝はブロックされやすく効果がわかりづらいことがあったが、NFT Pocketの場合はウォレット機能がメイン機能という性質上、非常に高い開封率が見込めるとしている。
その他、LINEの友人へNFTをプレゼントできる機能など、NFTやWeb3のマスアダプションを進める取り組みを、順次開発・公開していくとしている。
また、手数料をかけず(ガスレス)にNFTを配布(mint)できるサイト構築のソリューションも合わせて開発を進めており、NFT Pocketと組み合わせることにより、NFTの配布〜受け取りまでを最もシームレスに行うことができるとのこと。
現段階はβ版として、問い合わせをもらった企業を中心にサービスを提供する。提携企業や利用者からのフィードバックをもとに適宜改善を行い、一般公開をしていくとしている。
【リンク】
・公式ウェブサイト:https://nftpocket.studio.site/
・公式Twitter: https://twitter.com/NFTPocket_app