デジタルテクノロジーを駆使した新しいアートのためのオンラインプラットフォーム「NEORT」の開発・運営を行う株式会社NEORT(代表取締役:竹元亮太、本社:東京都港区)は、NEORT、NOLL、Junniの3社によるアート作品「Reincarnation(リインカーネーション)」をアートギャラリーNEORT++(ネオルトツー)(所在地:東京都中央区)にて展示することを発表した。
■展示概要
「Reincarnation(リインカーネーション)」
期間 :2023年2月10日(金)~2023年2月26日(日)
※休館日月曜日、火曜日、祝日
場所 :NEORT++(ネオルトツー) 〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2-2-14 maruka 3F
時間 :14:00 〜 19:00
展覧会URL : https://two.neort.io/ja/exhibitions/reincarnation
■「Reincarnation 」展について
Reincarnationは輪廻転生を元にした思想の一つで、人間には魂や霊といった不死なる根源が存在し生まれ変わりの中で成長すると考えられている。近年のデジタルアートも同様にNFTを通じて先代の情報を引き継いで変化、成長することが可能になり、ロジカルなアプローチで着実に生命の神秘に近づいているという。
本作品では複製されるごとに新たな個人情報を取り込んで変化する生命を生成し続けることで、Reincarnationの概念を独自の視点で形成されるとしている。入力された個人情報を継承し生命の性格や形状に固有の変化を与え、再生可能な素材を使用した3Dプリンタによる物質化とNFT化の両軸から生命の輪廻を表現する。
NFTを用いた輪廻転生をテーマとする本展示では、会場の端末あるいはWEBサイトからリクエストされたユーザー情報のパラメータと、過去に蓄積された他者の情報をかけ合わせた新しい生命の情報を生み出すとしている。会場では順次、3Dプリンタにより粘土を用いた人工生命の姿形が生成されていく。一度完成した人工生命はまた次の生命を生成するために再利用され、転生を繰り返すとしている。
また、本展示のWEBサイト上にはユーザーがリクエストした独自の生命データが誕生するが、この命は24時間しか存続することができないという。NFTとしてMint(購入)することで、その存在をブロックチェーン上に永らえさせることが可能となる。
生命の神秘のプロセスとテクノロジーを掛け合わせて、新しい価値観、感覚を体験してもらう展示となっている。
「Reincarnation」展 WEBサイト:https://reincarnation.tokyo/
・NFT 販売価格:0.03ETH *約 ¥6,016相当 (2023年2月13日現在 1ETH=¥200,565.92)
※リクエスト後、3Dプリンタでの生成完了後から24時間以内のみ購入可能
■アーティストコメント
NOLL氏
我々人類は死後の世界を認知、証明することはできませんが、テクノロジーの力で不確かな思想をより近い形で再現することは可能となってきています。今回の展示テーマである「Reincarnation」も存在を証明する対象としてではなく、人類が培ってきた生命の可能性の一つとして作り上げています。本作品を通してテクノロジーから生まれる生命の神秘や輪廻を是非体験してみてください。
Junni氏
ユーザーの入力が唯一無二の生命を生み出し、また次のユーザーへとつながっていく。 そんなテクノロジーの生命の美しさを、リアルタイムグラフィックスを用いて視覚的に体感できるよう表現しました。
NEORT氏
2022年4月に開廊したNEORT++で、我々は様々なアーティストと共にデジタルアートの体験について考え、作品を発表してきました。その中でも本作は特に「この場」における体験を重視した作品と言えるでしょう。本来デジタル完結できるNFTを、敢えて3Dプリンティングというフィジカルなプロセスを経て届ける本作を通じて、テクノロジーが切り開く新しいアートの可能性を感じていただければと思います。