日本初とされるNFTチケット®販売プラットフォーム「TicketMe Event」、日本初のNFT引換券販売プラットフォーム「TicketMe Goods」を提供する株式会社チケミー(東京都文京区、代表取締役社長:宮下 大佑、以下チケミー社)は、株式会社マウンテンビュー(和歌山県東牟婁郡、代表取締役:定山 剛士)との協業を開始したことを発表した。
本協業では、カーボンクレジットの取引をNFTチケット®︎で行う仕組みである、STO(Security Token Offering)を導入し、カーボンクレジットを小口化したデジタル証券として取り扱うことで、全国的な地域課題である森林整備問題の解決と、温室効果ガスの削減を行い、持続可能な社会(SDGs)の実現を目指すことを目標としている。
- 背景と目的
■カーボンクレジットとは
カーボンクレジットとは、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量の削減に貢献した企業や自治体に対して、その削減量に対応する二酸化炭素の排出権を発行する仕組み。排出権は他の企業や自治体の間で取引することができ、二酸化炭素排出量の削減を目指す企業が購入することで、気候変動問題の解決に貢献することができる。
政府は、2050年までに温室効果ガスの排出を全体として実質ゼロにする、カーボンニュートラル宣言を発表しており、カーボンクレジットの需要は年々増加している。
■STO(Security Token Offering)とは
STOはブロックチェーン技術を利用した、デジタル証券の取引方法。
従来よりも証券を小口化することができ、個人投資家の参入ハードルを下げ、取引の流動性を向上させることができる。
カーボンクレジットをNFTチケット®として扱うことで、排出権が小口化され、従来では参入できなかった個人投資家も二酸化炭素排出量削減に貢献することができるようになるという。また、取引履歴はNFTとしてブロックチェーン上に保存されるため、誰がどのような方法で温室効果ガスを削減し、どの企業が気候変動問題の解決に貢献しているかが分かるようになるとのこと。
カーボンクレジットをデジタル証券として扱う前例は世界的に少なく、実現すれば国内初の事例となる。
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