宇宙産業における総合的なサービスを展開するSpace BD株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:永崎将利)は、世界的に活躍するアーティストMasa Hayami氏のアート作品を2023年度内に宇宙に打上げ、地球に帰還後にNFT化する「宇宙×アート×NFT」のコラボレーションの取り組みを開始することを発表した。
世界的に活躍するアーティストMasa Hayami氏とのコラボレーションにあたっては、アートの力で新しい未来を力強く発信し続ける彼女の姿勢と、Space BDが目指す「日本発で世界を代表する産業と会社をつくる」ビジョンが共鳴し、実現した。Masa Hayami氏のアート作品は、2023年度内に宇宙空間に打上げられ、約6か月間宇宙空間に触れさせた後、地球に帰還する。宇宙空間を旅したアート作品は、宇宙に打ち上げられたという証明をつけてNFT化し展開予定。
アート制作の過程では、プロジェクト参加者から「あなたの、思い描く理想的な未来とは?」をテーマに言葉や絵にしたものを集める。
参加者から集められたものと、伝統工芸品等を組み合わせ、Masa Hayami氏が調和とレイヤリング手法のステップで制作し、実際に宇宙空間に打ち上げるフューチャーアートとして完成させる。アートが持つ人々の心に豊かさを与える力と宇宙とNFTのコラボレーションにより、希少性の高い付加価値が創出される世界でも類を見ない取り組みとされている。
多くの方に宇宙を身近に、そして明るい未来を感じてもらえるプロジェクトを目指すとしている。
- 参考
宇宙空間への打上げから地球帰還にあたっては、Space BDが主導で推進する「きぼう」日本実験棟の中型曝露実験アダプタ (i-SEEP)に搭載する新たな簡易材料曝露実験ブラケット(ExBAS)を活用したサービス(スペースデリバリープロジェクト-RETURN to EARTH-)を活用。
- Masa Hayami氏プロフィール
禅、東洋思想を取り入れ、絵画、ドローイング、写真、3Dアプローチ、デジタルアート、手や体を使ったパフォーマンスアートなど、幅広い学際的芸術の実践・活動をおこなう芸術家。日本発祥の絵文字(emoji)、書道と東洋思想、禅、宇宙・地球・自然からきている“流れやリズム“等を用いて表現。
プロセスベースの作品は、魂と生命の抽象的な感覚を調和させるという意図によって駆動されている。物理的な作業,体を使用し制作をする行為は、彼女にとって瞑想的行為で、精神的な修行。
デジタルで制作する時は、様々なバラバラになったパズルや積み木をひとつひとつ組み合わせて、形にしていくような感覚が有り、それが最終的にハーモニーという形で出来上がるという。
彼女はデジタルイノベーションに触発され、デジタル時代の「アート」の定義そのものを探っている。未来へ向けて、リアル/アナログとメタバース/仮想世界に彼女の「ニュージャポニズム」を作りたいと考えているとのこと。
また、彼女は、自身の制作以外に、NFTに関してや、アーティスト・クリエイターサポート等の未来活動にも力を入れている。FUTUREART JAPONを2022年夏に設立。MASA NFTBARを2022年7月よりスタートさせた。
- Masa Hayami氏のコメント
今回、この宇宙とアート、NFTプロジェクトのお話を頂いた時は、そのあまりにもダイナミックでスケール感が有り、また夢のあるプロジェクトに、日本人芸術家として、初めてオファーを頂いた事に、非常に光栄に感じ、感激しました。
予期もせぬパンデミックが世界中に訪れて、何年か経ちました。まだ完全にはこのパンデミックは終わってはいませんが、通常の暮らしが段々とできるようになってきた今、私達人間にとって大切なもの、見落としていた物を再認識できているのではないでしょうか。私もその1人です。
またこの時代においても起こっている戦争、そして環境問題、様々な社会的課題を抱えながら、私自身、芸術家としてどうあるべきか、どう活動すべきか。また自分自身、どう生きていくべきか。自問自答しながら、毎日を生き、考えて、制作や活動の日々を過ごしています。
今回の宇宙プロジェクトの作品は、一般の方々で、私の地球の宝物・NFTアートのホルダー、コレクターさんにも参加して頂き、一部の作品が仕上がっていく事になります。
未来ウィッシュ、未来スクリプトを言葉や絵で描いて頂き、そちらを私が作品化する形になります。
人々の想いや愛が重なり、ハーモニーになり、それが宇宙へと。
未来は積み上げて、作り上げいくものと信じて、最終の形や出来上がりが全く見えずに、ゼロから制作するのが、私の毎回の制作スタイルです。今回の宇宙飛行で、アートがどういう形で帰ってくるのか。またそこからの展開は…未来へ向けた、フューチャーアートの制作が今、まさに始まりつつあります。
- Space BD株式会社事業開発部 赤井澤京平のコメント
当社が推進する宇宙利活用プロジェクトの一環として、Masa Hayami氏とコラボレーション出来ることを大変嬉しく思います。アート作品の制作工程から様々な人の想いが重なり、宇宙のもつ壮大で神秘的で未知なエッセンスと共に今までにない素晴らしい作品になると非常にワクワクしております。本プロジェクトがきっかけにまた新しいチャレンジが生まれ、宇宙産業が盛り上がることを目指し、更なる挑戦を目指してまいります。