2018年頃からブロックチェーン技術の研究を始めたココネグループは、2022年にweb3事業を本格化しました。独自のブロックチェーン「MOOI Network」の運用開始を皮切りに、2022年中に同チェーンを基盤にしたGameFiを含む4本のweb3サービスを立て続けにリリースしている。
本資料では各サービスの概要を振り返りつつ、ココネがweb3事業に挑戦する意義と理由、そして2023年の抱負について発表した。
- web3事業を加速させるココネグループについて
ココネは全世界1億3千万人の顧客に愛されるアバター事業を展開しており、世界7カ国8都市に拠点を構えている。
10年以上のアバター開発から得たデジタル資産における「制作数100万種以上」「流通数130億個以上」の実績を武器に、グループ全体で10近いweb3プロジェクトを立ち上げて事業を加速している。
ブロックチェーンやweb3の事業に携わる社員数が100名を超える程の潤沢なリソースと、アバターサービスの長年のノウハウを有しているからこそ、世界基準かつ世界規模となった「kawaii」の価値を新しい形で提供することが可能となった。
進化するアバターサービスの楽しさとブロックチェーン技術の活用によって、顧客が所有するアバターを含むデジタル資産の価値拡大を目指している。
- ココネがweb3領域に挑戦する理由
「キャラクターで生きる感動と世界を創る」
ココネではWeb2.0のアバターサービスを開始した当初から、リアルの自分とは違うデジタル空間のキャラクターとなって自己表現し生きることで、人生が楽しくなったり日常がわくわくしたりするような世界の創造を目指している。
そして現代、ブロックチェーンなどのweb3領域と言われる技術の進化とデジタルシフトによって、仮想空間上の可能性が拡大。デジタルの世界で過ごす人と時間が増え、「デジタルの世界がリアルと同等以上に大切」な時代が到来しつつある。
それはリアルとデジタルの交友関係の多様化や、デジタル上の経済活動や資産保有が「当然」となる時代。
そしてその「当然」は、ココネが目指し提供するデジタルワールドとリンクし、且つ進化させてくれるものだという。
デジタル上の様々な資産や経済が実世界につながっていくことは、仮想世界でキャラクターとなって生きたり、自己表現したりすることの体験や価値が一変するとしている。
そのためにココネは、既存のアバターサービスが生み出した類まれなる実績とWeb2.0エコシステムの14年の経験を武器に、今までにない感動やライフスタイルを提供できるデジタルワールドの構築を目指してweb3領域に挑戦する。
- 2022年のweb3事業展開
- ココネグループのweb3サービス概要
ブロックチェーン
■「MOOI Network」 ~メタバース領域に特化したブロックチェーン~
「MOOI」は、ココネグループのPOST VOYAGERが開発する“メタバース領域に特化”したブロックチェーンネットワークで、2022年6月より運用を開始した。ローンチ以降は、ウォレットやNFTマーケットプレイス『Jellyme』に加えて、DeFiなど様々なソリューションを早いスピードで開発しリリースしている。
<特長>
・直感的なUIとUXの設計
・低価格な取引手数料および高速で利便性の高いブロックチェーン
・Klaytn Network、Polygonとブリッジ展開
【web】https://mooinetwork.io/mooinetwork
【運営】POST VOYAGER
【サービス開始】2022年6月
ー「MOOI」2023年の抱負
web3アプリをはじめとするココネの新事業を支える基盤として、継続的に利用されるお客様の反応や市場を見ながら、開発運用を進めている。
2023年には安定性の強化とアバターサービスに特化したネットワークを構築していくことを目標に、そういった機能を拡充しながらサービスを展開する。
翌年にはココネ以外のサービスもオンボーディングできる体制を整えて、パブリックネットワークとしてオープンしていく形を目指しているとしている。
NFTマーケットプレイス
■「Jellyme」 〜ココネweb3サービスのNFTが一堂に集う!~
「MOOI Network」における様々なアセットが集うNFTマーケットプレイス。
【web】https://jellyme.io
【運営】POST VOYAGER CLOUD
【サービス開始】2022年8月
ー「Jellyme」2023年の抱負
2023年もPOST VOYAGERは引き続き「Jellyme」を中心としたMOOI Networkエコシステムを拡張し、より多くの顧客にweb3体験ができるようメタバースワールドを構築していくとしている。
また、顧客が所有したアイテムの価値が認められるようエコシステムとインフラを改善して行くとのこと。
web3サービス
■『PKCL Twins』 ~NFT×アバターサービス~
トークン要素無し!日本発の女性向けブロックチェーンエンタテインメント
NFT化することができる20,000種以上のアイテムを組み合わせてふたごのアバターを着せかえるなどして楽しむアバターサービス。
所有するデジタルアセットでコーディネートしたセットを、NFTマーケットプレイスで販売可能。
ブロックチェーンやNFTになじみの無い方にとってもわかりやすい設計にこだわり、「ガバナンストークン」や「ユーティリティトークン」が本サービスにはない。その代わりに、サービス内の顧客が獲得するアセットやNFTの価値を高めるための仕組みを多数盛り込んでいる。
※サービス非対象国:日本、韓国、中国、シンガポール、UAEほか
【web】https://www.pkcltwins.com/
【運営】ココネ
【サービス開始】2022年11月
ー『PKCL Twins』2023年の抱負
今までココネが培ってきた感性を海外の顧客にも伝える挑戦をしていくとしている。
NFTに興味がなくても、いつのまにか最新のweb3サービスに触れている体験ができるエンタテインメントとして、世界中の人にかわいいを届けていくとのこと。
■『JANKEN』 ~世界一簡単なPlay&Earnゲーム~
世界共通の手遊びをブロックチェーンゲーム化!
『JANKEN』は、手遊び「じゃんけん」をベースにしたブロックチェーンゲーム。シンプルな「じゃんけん」のゲーム性にオリジナルの要素を加えて、より深い戦略性を生み出した。じゃんけんに勝つことで有償トークン(JGT)を得ることができ、勝負で使用する「じゃんけんカード」はNFTとして収集を楽しむことができる。グローバルで展開する『JANKEN』は、まるでeスポーツのような世界観で統一されていて、シンプルなルールでありながら、勝負の面白さ・楽しさ・悔しさを存分に味わうことができる。
※サービス非対象国:日本、韓国、中国、シンガポール、UAE
【web】https://janken.game
【運営】ココネ
【サービス開始】2022年12月
ー『JANKEN』2023年の抱負
サービス開始からひと月も経っていないにも関わらず、当初のターゲット国としていた東南アジアだけでなく、南アジア、中東、アフリカなど、文字通り世界中の顧客が『JANKEN』を楽しまれている。この流れを加速拡大させ、2023年中にJANKEN世界一を決めるオフラインイベントも開催する予定。
日本発祥という説もあるジャンケンを世界のエンタテインメントとして成長させていくとしている。
■『ClawKiss』 ~着せかえ可能なNFTでDress & Earn~
NFTから始まるDress & Earn、NFTでつながる“ヴァンパイア”コミュニティ
世界170か国以上で1300万人以上の顧客を持つアバターブランド「セルフィ」のIPをベースに、ブロックチェーンによってNFT化されたアバターをコーディネートして遊ぶ“Dress & Earn”を叶えるweb3アプリ。
顧客は「人間社会に紛れて生きるヴァンパイア」となり、ヒューマノイド「ESA」を吸血してトークンを獲得しつつ、コミュニティでの交流など、ヴァンパイアとしての生活を楽しむことができる。
トークノミクスの成長はもちろんだが、押し付けられた常識や固定観念から現代社会に生きづらさを感じている方々が思うままに自己表現したり、多様なソーシャルグラフを創り出せるデジタルワールドの構築を目指している。
※アプリ内言語:英語、ポルトガル語
【web】https://clawkiss.com/
【運営】ココネ
【サービス開始】2022年12月
ー『ClawKiss』2023年の抱負
今までココネが培ってきたCCPサービス(アバターサービス)とは違い、web3の世界における“アバターNFTのカタチ”に挑戦したものが本作。
NFTやトークンのホルダーに向けて、長期的に色々なものを還元しながら成長させていくとしている。
■『Meta Livly』 ~世界初のアバターコーデP2Eサービス~
ココネグループのGameFiプロジェクトの先駆け
GooglePlayアワード2021にて部門賞を受賞した人気アバターアプリ『リヴリーアイランド』のIPを用いたP2Eサービス。ファッションアイテムのコーディネートやかわいいキャラクターのお世話が中心で、ブロックチェーン技術に慣れていない顧客でも簡単に楽しくプレイできる。
“プレイする喜び”に焦点を当て、デジタルアセットのカスタマイズやコミュニティとのつながりから自分自身を自己表現できる世界の構築を目指している。
そのコンセプトをベースに、ブロックチェーンベースの独自の経済構造を導入。サービスを通じて、顧客がトークンやNFTを得られる設計となっている。
また、ガチャ (アイテム購入) から得られる利益を企業側が独占するのではなく、顧客と分配していくシステムを独自開発している。
※サービス非対象国:日本、韓国、中国、シンガポール
【web】https://metalivly.com
【運営】Cocone M
【サービス開始】2022年8月
ー『Meta Livly』2023年の抱負
昨年サービスをローンチし半年以上運営してきた経験を元に、これまでのアバターサービスにおける顧客がブロックチェーン基盤のweb3サービスにスムーズにオンボーディングできるよう、簡単で馴染みのあるシステム設計の開発に力を注いでいる。
アイテムの価値を理解しプレイする喜びを追求する顧客に合わせてアップデートを進めてきた結果、サービス内のガチャ利用率も増加傾向にある。
2023年も引き続き顧客が獲得したアイテムの資産価値が高まり、プレイする楽しさに焦点を合わせたサービスを展開していく予定となっている。
- ココネ、2023年の抱負
ココネ株式会社は今年で16期目を迎える。
アバターサービスを軸に、顧客の感性のままに自己表現できる世界をつくり続けてきた結果、これまで生み出したデジタル資産は“100万種以上”、流通数は累計“130億個”を超えている。
それらは“パラメータの無いデジタルアイテムがコミュニティのなかで価値付けされる独自の世界”を作り上げてきたという実績であり、NFTやブロックチェーンが用いられるweb3時代の新しいサービスづくりにおいて、大きなアドバンテージになっているという。
2022年には、「MOOI」と名付けた独自のブロックチェーンネットワークをリリース。
NFT化されたアイテムによって、デジタルワールドと現実世界を架橋するような新たなサービスの構築が可能となり、同チェーンを基盤にした4つのweb3アプリを立て続けに展開。
ココネの新たな挑戦が始まったとしている。
そして2023年、web3業界にとって大きな転換期になりうる一年。
日々新しいプロジェクトや取り組みが生まれる中、ココネは、ココネならではのweb3サービスが世界に浸透していくことを目指すとしている。
そのためにも7カ国8都市に拠点を設立するなど、企業のグローバル化も促進してきた。
「ココネならではの“感性のメタバース”、ココネらしいデジタルワールドを世界中のお客様へ」
今までにないココネの挑戦にぜひご期待をとのこと。