ブロックチェーン技術を活用し、企業のWeb3事業を支援するWeb3 Development Companyの株式会社Ginco(本社:東京都中央区、代表取締役:森川夢佑斗)は、企業が迅速かつシンプルにWeb3サービスを開発できるオールインワンのクラウドインフラサービス「Ginco Web3 Cloud」の提供を開始したことを発表した。
- 概要
これまでWeb3 Development Companyとして企業のWeb3事業の創出を支援してきたという。
Web3は暗号資産やNFT、セキュリティトークンなどブロックチェーン上のデジタルアセットをWebサービスに取り入れ新たなサービス体験や競争力を生み出すイノベーションであり、政府をはじめ大手企業からも注目を集めているとされている。
デジタルアセットを扱うWeb3サービスでは、ウォレットやノード、エクスプローラーといったブロックチェーン特有のシステムを構築しサービスに組み込む必要がある。
これらのシステムは複数の事業者やコミュニティによって個別に提供されていることが多く、それぞれのシステムを検証し繋ぎこんで開発を行う必要があり、企業がWeb3サービスを構築する際の負担や障壁となっていたという。
また、サービス提供後においても複数システムの管理を行う必要があるため、保守運用における負担増にも繋がる。
Ginco Web3 CloudはこれらWeb3サービスに必要となるシステム群をオールインワンで提供するエンタープライズ向けのクラウドインフラサービス。Web3サービス開発に必要な機能を迅速かつシンプルに導入でき、より魅力的なWeb3サービスを実現可能とする。
- Ginco Web3 Cloudについて
Ginco Web3 Cloudは、2017年の創業当初から開発してきた各種インフラサービスを統合し、オープンに利用できるAPI&SDKプラットフォームとして再設計したクラウドサービス。
例えば、Play to EarnやGameFi、NFTサービスなどを開発する際には、下図のようにアプリ・サーバーのウォレットとオンチェーンインフラをオールインワンで利用できる。
提供実績の集大成ともいえる汎用的なWeb3サービス構築のためのインフラであるWeb3 Cloudは、以下の3つの強みを持っている。
– 暗号資産、NFT、セキュリティトークンなどあらゆるデジタルアセットとそのユースケースに対応
– 国内で利用されているほとんどのブロックチェーンプロトコルに対応
– 安全性・安定性・可用性が検証されたエンタープライズ水準のサービス品質
Ginco Web3 Cloudは、Web3事業を検討している以下のような企業を対象としている。
– 独自のWeb3ウォレットを提供したい
– 自社のアプリケーションにウォレットを組み込みたい
– 業務用ウォレットでNFTや各種トークンを管理したい
– GameFiやX2Eサービスに必要なシステムインフラを導入したい
- 導入事例
これまで多くの企業が利用したインフラサービスを統合し、Ginco Web3 Cloudとしてサービス提供を開始するに先んじて、10月26日に発表したSBI VCトレード株式会社がSBINFT株式会社と共同開発する「SBI Web3ウォレット」や、株式会社コロプラに採用されている。