キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:足立正親、以下キヤノンMJ)は、同社が参画するスポーツ庁「スポーツ×テクノロジー活用推進事業」の一環として、公益財団法人全日本柔道連盟(会長:山下泰裕、以下全日本柔道連盟)とともに、柔道の魅力を訴求するプロモーション動画を制作し、11月25日に公開したことを発表した。
東京2020オリンピック競技大会の金メダリスト 大野将平選手、ウルフ・アロン選手出演のもと、キヤノン株式会社(以下キヤノン)が開発したボリュメトリックビデオ技術を用いて撮影・制作を行った。キヤノンとキヤノンMJはテクノロジーと創造力で、スポーツの新たな価値の創出に貢献していくとしている。
https://canon.jp/corporate/newsrelease/2022/2022-11/pr-sports
柔道には技の多彩さ、礼節の精神、歴史や伝統といった数多くの魅力がある。そうした柔道が本来持つ魅力を新たな視点から発信し多くの方に届けるために、最新のテクノロジーを活用したプロモーション動画を制作した。
動画では、金メダリストの大野選手、ウルフ選手が繰り広げる技の数々を、ボリュメトリックビデオ技術によりダイナミックに再現している。ボリュメトリックビデオ技術は現実世界の被写体を3Dモデル化し、あらゆる角度からの映像生成を可能に。技の瞬間に時間を止めて空間を上下左右自由に回り込むカメラワークや、あたかも畳の下から見ているかのようなアングルなど、実在するカメラでは表現できない手法で、柔道の魅力を余すことなく伝えるという。さらにCG映像とBGMを掛け合わせることで、柔道の迫力を視聴者に強く訴える、これまでにないインパクトのある動画となっているとされている。既存の柔道ファンはもちろん、これまで柔道に馴染みがなかった方にもその魅力と奥深さを存分に感じていただけるよう伝えるとしている。
このほか、グランドスラム東京2022(2022年12月3日〈土〉、4日〈日〉開催)では、大野選手、ウルフ選手に加え、井上康生氏、素根輝選手が登場するボリュメトリックビデオを活用したNFT※デジタルトレーディングカード「JUDOコレカ」を、Xクリエーション株式会社の協力のもと制作し、来場者特典として無償で配布。また、会場内にて柔道の技を360度あらゆる角度から見ることのできるコンテンツ「JUDOオール・ビュー」の体験ブースも出展する。これらのテクノロジーを駆使した施策を通じて新たな切り口から柔道の魅力を伝え、大会への機運を高めるとしている。また全日本柔道連盟やキヤノンMJ公式SNS上でも動画配信や各施策の情報発信を行うことで、さらなる柔道ファンの拡大に貢献するとのこと。
キヤノンとキヤノンMJは、テクノロジーの力でスポーツDXを推進し、スポーツ産業の成長促進に貢献していくとしている。
※ Non-Fungible Token(非代替性トークン)の略。ブロックチェーン技術により、デジタル資産の偽造・改ざんを防ぎ、所有者を明確にすることが可能。
- 特設サイト:https://www.judo.or.jp/volumetric/
- リリースサイト:https://canon.jp/corporate/newsrelease/2022/2022-11/pr-sports
- 一般の方のお問い合わせ:キヤノンマーケティングジャパン株式会社 自治体ソリューション企画課(03-6719-9655/lop@canon-mj.co.jp)
〈「グランドスラム東京2022」に向けた主な施策内容〉
- 1.ボリュメトリックビデオを用いたプロモーション動画の制作・配信
金メダリストが繰り広げる数々の技の迫力とダイナミックさを、ボリュメトリックビデオ技術ならではのカメラワーク・視点を活用することで余すことなく表現。
ボリュメトリックビデオに、CG映像・BGMを掛け合わせることで、柔道の魅力・奥深さを引き出した動画を作り上げている。全日本柔道連盟やキヤノンMJ公式SNSでの情報発信・動画配信との連携で、既存の柔道ファンのみならず、これまで柔道に馴染みのなかった方々ともつながり、大会のPRとともに、さらなるファン拡大に貢献するというもの。
出演柔道家:大野将平選手/ウルフ・アロン選手 ※順不同
登場柔道技:内股、大内刈、巴投、送足払、支釣込足、大外刈、肩車、一本背負投 ※登場順
●公開メディア:YouTube(全柔連TV・YouTubeチャンネル内)
●尺 :2分5秒
●公開日 :2022年11月25日(金)
●公開URL :https://youtu.be/IxESvQBpGSU
- 2.NFTを活用したボリュメトリックビデオ版デジタルトレーディングカード「JUDOコレカ」の無償配布
X クリエーション株式会社のノウハウを活用し、NFTデジタルトレーディングカード「JUDOコレカ」を制作・配布。
著名柔道家4名のボリュメトリックビデオ版を含む「JUDOコレカ」を作成し、グランドスラム東京2022の来場者特典プレゼントとして無償配布する。ボリュメトリックビデオ版はデジタルならではの“動くトレーディングカード”として、各柔道家の得意技をダイナミックに表現し、カード化している。
出演柔道家:井上康生氏/大野将平選手/ウルフ・アロン選手/素根輝選手 ※順不同
●配布日:2022年12月3日(土)・4日(日)
●配布場所:グランドスラム東京 2022会場(東京体育館)
●コレカ用アプリケーション:https://premanft.com/
※「JUDOコレカ」を入手するためには、Xクリエーション株式会社が運用する無償アプリケーション「PREMA Wallet」のインストールが必要。一部のアンドロイド端末、NFCを搭載していない端末では利用できない。
※「JUDOコレカ」はボリュメトリックビデオ版以外も含めてランダムで配布される
- 3.柔道の技を360度あらゆる視点で見ることのできるコンテンツ「JUDOオール・ビュー」の体験ブース出展
ボリュメトリックビデオ技術の3Dデータを活用し、選手が繰り出す技の決定的なシーンを、さまざまな角度から視聴体験できるコンテンツ「JUDOオール・ビュー」を体験できる。
ブース内に、大型ディスプレイとハンドトラッキングセンサーを設置し、子どもから大人まで直感的に自由視点映像を楽しめる。
●出演柔道家:大野将平選手/ウルフ・アロン選手/素根輝選手 ※順不同
●イベントブース開催日:2022年12月3日(土)・4日(日)開催
●イベントブース設置場所:グランドスラム東京 2022会場(東京体育館)
〈出演柔道家からのメッセージ〉
全日本柔道連盟 ブランディング戦略推進特別委員会委員長 井上康生氏
今回の映像を見て、「こんな時代がきたか」と驚きました。360 度の自由視点で見ることにより、手や足など、従来は角度によって見えづらかった身体の各部の連動性を、より詳しく見ることができます。この取り組みを通じ、テクノロジーを活用した柔道の魅力発信にチャレンジしていきたいと思っております。
男子73㎏級 大野将平 選手
あらゆる角度から自分自身の組み手、技を見ていただけると思うので、強さ、美しさその二点を見て感じてほしいなと思います。
男子100㎏級 ウルフ・アロン 選手
観客席からは一つの方向からしか見えませんが、普段だったら見られない角度や見えない部分がボリュメトリックビデオ技術では 360 度から自由に見ることができます。技術や技の入り方、組み手の形を楽しみながら見てもらえたらと思いますし、柔道の楽しみ方の一つとして、これを入口に柔道のことを好きになってくれる方が一人でも増えたらいいなと思います。
女子78㎏超級 素根輝 選手
普段自分の技をこのように見る機会がないので新鮮な経験でした。いろいろな角度から動きを見られるので、試合に向けた発見も多いと思います。組み手や技に入るまでの崩しなど、注目して見ていただきたいです。
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