LINE株式会社(以下LINE)のグループ会社でグローバルNFTプラットフォーム事業の運営を行うLINE NEXT Inc.(以下LINE NEXT)は、グローバルNFTプラットフォーム「DOSI」において、NFTのユーザー間取引サービスの追加およびイーサリアム決済の対応を開始したことを発表した。
「DOSI(ドシ)」は、LINE NEXTが展開するグローバルNFTプラットフォーム。2022年9月に日本を除く世界180ヵ国において9ヵ国語に対応した「DOSI」のベータ版を提供開始した。※1
サービス開始後は、149ヵ国からユーザーが「DOSI」を訪問した上、「DOSI」の専用ウォレットである「DOSI Wallet」のユーザーが100ヵ国で10万人を突破し、グローバルにおいて多くの反響を得たという。またこれまでに4つのNFTプロジェクトを展開した。
- グローバル規模で高い人気を誇るwebtoon作品「地獄が呼んでいる」の世界観を詰め込んだNFT
- 韓国の芸能事務所「JYPエンターテインメント」所属の新人アイドルグループ「NMIXX(エンミックス)」のNFT
- CJ ENMのインフルエンサービジネスグループ「DIA TV」によるDIA(ダイア) NFT
- NAVERスポーツのLGツインズNFT
このたび「DOSI」では、マーケットの活性化を目的に、NFTのユーザー間取引サービスを開始。これにより、世界中のユーザーがDOSIで購入したNFTを他のユーザーと売買することが可能という。DOSIの「地獄が呼んでいる」ブランドストアにてユーザー間取引を開始し、順次、他ストアへ広げていく予定。
さらにクレジットカードやNAVER Payなどのキャッシュレス決済に加え、今回新たにイーサリアム決済も導入した。ユーザーは、「DOSI」の専用ウォレット「DOSI Wallet」を主要暗号資産ウォレットであるMetaMask(メタマスク)と連携させることで、ユーザー間取引においてNFTの出品・購入をイーサリアムで行うことが可能。今後は、グローバルにおいてNFT市場をリードするプラットフォームとしての地位をより強固にしていくべく、国別でさまざまなキャッシュレス決済および暗号資産決済を導入する予定とされている。
「DOSI」のエコシステムへの貢献レベルにあわせて、ユーザーに多様な特典を提供する会員制プログラム「DOSI Citizen(ドシ・シチズン)」では、「DOSI」のエコシステムをさらに拡大させていくべく、特典の内容も拡充したという。
ユーザーは、NFT購入金額に応じて得られるメンバーシップポイント「DON」を使って「DOSI Citizen」をレベルアップさせることが可能。「DOSI Citizen」のレベルが高いほどさらに多くの「DON」を獲得することができ、その数によってさまざまなNFT景品を獲得することが可能としている。
これまで計17万のメンバーシップNFT※2が発行されており、さまざまなNFTを景品として受け取ることが可能なイベント「DOSI Adventure(ドシ・アドベンチャー)」から計18万ドル相当のNFT景品をユーザーにプレゼントするなど、DOSIでは、さまざまな特典と新しいNFT体験をユーザーに提供している。
「DOSI Citizen」関する詳細:https://citizen.dosi.world
なお、DOSIではNFTホルダー投票を通じたアーティストサポートやコンテンツの原作者とのコミュニケーションが可能なAMAセッション※3を行うなど、より多様なNFT体験を提供できるよう取り組みを進めていく。
LINE NEXTはこれからも、多くの人々が親しみを持って接することができるさまざまなNFTプロジェクトを展開し、より多くのユーザーたちに楽しいNFT経験を提供していくとのこと。
■LINE NEXT CEO高 永受氏(コ ヨンス)コメント
「LINE NEXTは、ユーザーに新しいNFT体験を提供することを目指しています。誰でも簡単に参加でき、たくさんの特典を受け取れるようなコミュニティーを構築し、ともに成長できるような場を提供していく予定です。」
※1 参考リリース:LINE NEXT、グローバルNFTプラットフォーム 「DOSI」のベータ版を本日より提供開始
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2022/4342
※2 「DOSI Wallet」のアカウントを初めて登録したユーザーを対象にプレゼントされるPFP型NFT
※3 AMAとは、英語の「Ask Me Anything」の略で主にブロックチェーン業界で使われる用語。SNSなどを通じて運営者がユーザーとリアルタイムで質問の受け答えをするなど交流するイベントを指す。