株式会社THE BATTLE(代表取締役:佐々木清龍氏、以下THE BATTLE)は、一般社団法人オタクコイン協会、株式会社ツクリエ、株式会社ファンワークス、合同会社日本の田舎は資本主義のフロンティアだ と共同設立した、web3時代のアニメ”制作”委員会「CryptoAnime Labs(以下当組織)」より販売した「初期ラボメンバー・パスポートNFT&手裏剣NFT」が、販売時間総計1分で2万枚以上のNFTが完売し、累計3,800万円相当の資金を調達したことを発表した。
販売したNFTはweb3領域で人気のIP“CryptoNinja(読み:クリプトニンジャ)”のアニメ化プロジェクトの“応援”に使用することができ、NFTの即完を受けて「#応援させろ」がTwitterのトレンドに掲載されるなど、販売直後からSNSを中心に話題となった。
NFTを支えるブロックチェーン技術を活用し「国内外からの世界共通の暗号資産の即時着金」「為替・決済手数料などの中抜きゼロ」「応援活動の可視化と永続的な履歴保持」などを実現し、web3時代の新たなクラウドファンディングのありかたを示した。
- 販売されたNFTの仕様について
今回実施されたNFT活用クラウドファンディングでは、これまでの一般的なNFTで課題とされてきた”投機性”を取り除いたプロジェクトとなっている点が特徴。
通常のNFTはユーザー間での売買など、“二次流通”が行われることにより、資産性を帯び、投機が過熱してしまう側面があった。
しかしながら、今回販売した「パスポートNFT」はSBT形式(ソウルバウンドトークン・Soul Bound Token)での開発がなされており、NFTの購入後、一切の二次流通ができない仕様となっている。また、同時販売された「手裏剣NFT」もステーキング後(後述)は二次流通ができなくなる形式で開発がなされるなど、いずれのNFTも“投機性”を排除した健全なNFTの活用スキームとしてデザインされている。
- web3時代のクラウドファンディングの実現について
当組織からはアニメ制作をはじめとするIPを用いた企画の発表が段階的に行われ、ファンが推したい企画があった際には、パスポートNFTと同時販売された「手裏剣NFT」を各企画に応援ステーキング(預ける)することで、制作や開発の進行に直接的に関わることができる。
そして、ファンの保有するパスポートNFTはステーキングした手裏剣NFTの枚数に応じてランクやデザインが変化する仕様となっており、ファンは作品やキャラクターを応援すればするほど特別な特典(ユーティリティ)を受けることができる。
既存のクラウドファンディングの課題としては「着金までに一定の時間を要する」「決済手数料を払う必要性がある」「応援へのリワード(お返し)の物理グッズ制作や配送でコストがかさむ」ことが挙げられますが、当スキームでは「国内外からの世界共通の暗号資産の即時着金」「為替・決済手数料などの中抜きゼロ」「NFTによるデジタルアセットをリワード(お返し)になることで製作コストや配送コストが最小化」など、これまでのクラウドファンディングのデメリットを払拭し、”クラウドファンディング2.0”ともいうべき新しいフォーマットを示したといえる。
また、パスポートNFT、手裏剣NFTとも、ビジュアルを含むすべてのデータがブロックチェーン上に登録されている「フルオンチェーンNFT」として設計されているため、応援活動の半永久的な履歴の保持や、世界中の誰もがその応援履歴を確認することが可能になった。購入したパスポートには、保有者のウォレットアドレス(ブロックチェーン上の利用者を示す住所のような存在)が掲示される仕組みになっており、ファンの応援活動が対外的に可視化されるほか、NFTの”所有感”を増す工夫が施されている。
- 「CryptoAnime Labs」について
当組織は「web3時代のアニメ制作委員会」をコンセプトに掲げ、アニメ制作やNFT開発のプロフェッショナルメンバーが集まり「LLP(有限責任事業組合)」を組成している。これまでのクローズドな「製作委員会方式」では実現が難しかった、web3時代のオープンなアニメ制作資金の調達や、資金使途・アニメ制作のプロセスを透明化しながら、ユーザーとともにアニメ作品を世界中に広める支援活動を行っていくとしている。