企画の概要
未完成の物語をミュージシャンとファンがコミュニケーションを取りながら紡いでいき、その中でMusic NFTを販売する、世界的に見てもユニークな企画「HIKARI Project」がついにローンチしたことを発表した。
物語を紡いでいく中でミュージシャンはそのストーリーをテーマにした楽曲を作り、ファンやクリエイターらが一緒に続きのストーリーを作っていくという仕組みだ。現在「HIKARI Project」ではメインストーリーから派生した3つの物語が用意され順次披露されていく予定になっており、第一弾企画はまさにこれからストーリーが作られていくフェーズだ。それぞれのストーリーの中でミュージシャンが作る楽曲がNFTとして販売され、誰でもそのNFTを購入できる仕組みになっているのだが、このMusic NFTにはメリットも非常に多く、たとえば次作の優先購入権(ホワイトリスト)が全員獲得できるというweb3ならではのメリットや、また購入者には同じ音源が入ったCDが配布されるといったNFTという仕組みに詳しくない人にも優しいシステムも兼ね備えている。今後はweb3の技術を活かしたトークンエコノミーの導入、PFP(アバター)の販売、さらには仮想現実でのライブも予定されている。
ストーリーについて
「HIKARI」という星を舞台にAIと人間、クリエイティビティ(文化)といった側面で物語が進んでいくストーリー。現在発表されているのは「メインストーリー」とそこから派生していく「第一群:Come Back to Nu-Shibuya」。それぞれのストーリーごとにテーマとなるアーティストやプロデューサー、音楽が設定されており、1つのストーリーが気に入れば音楽だけ聞いていても楽しいし、たとえば物語だけを追っていくような楽しみ方も可能になっている。ストーリーをどのように作っていくかはDiscordコミュニティでこれから明らかにされていく。
元々HIKARIは音楽に満ちた星であり、ある場所で10年ごとに開催される音楽祭では、
あらゆるミュージシャンがこの土地に集まり、音楽を楽しみ、そのクリエイティビティを発揮していた。
その後、急激な人工知能の発達により、音楽はいつの間にかアルゴリズムに支配され、ますます型にはまったものになり、個性的なミュージシャンは次々とこの地からいなくなってしまった。(「メインストーリー」より)
はるか未来―そこではAIが世の中のすべてをコントロールしておりそこでは人々の感情すらAIに委ねられ、世界はある意味で荒廃しきっていた。この時代からタイムマシンで脱出し近代に降り立った1組の兄妹がAI化が進む中でも「人が作る音楽」の存在があることに感動し、自分たちの元いたAIの世界に立ち向かおうとする。(第一群「Come Back to Nu-Shibuya」より)
第一弾Music NFT、アーティストは黒崎真音「HIKARI」
このHIKARI Projectの第一弾アーティストとしてアニソンシンガー・黒崎真音とコラボレーションが決定。第一弾Music NFTとして彼女の歌唱した楽曲「HIKARI」を1000個限定で販売する。楽曲はストーリーのキーワードとなるアイテム「レコードプレーヤー」に収められる形で今回販売され、購入者は1000種類のプレーヤーからたった1つのデザインをアイテムとして持つ楽しみがある。さらに今回は本人直筆のイラストがNFTアイテムのデザインとしても提供され、ファンからすれば垂涎のアイテムが販売されていることにもなるのだ。
※Music NFT「HIKARI」は、様々なパーツを幾通りもの組み合わせ作り出す「ジェネラティブデザイン」を用いて設計されており、ファンは世界でたった1つのデジタルミュージックプレイヤーでアーティストの作品を再生できる設計となっている。